診療理念

患者さんが本当に求めていることを
実現したい

患者さんが本当に求めていることを実現したい

水野クリニックの診療理念は、一にも二にも患者さんのニーズに応えること。最初の段階で患者さんが求めていることを正確に把握することで初めて、満足度の高い、納得いただける診療に繋がると考えているからです。そのためにクリニックではリラックスした雰囲気づくりを心がけ、患者さんの訴えにじっくりと耳を傾けます。医療の現場は常に時間との闘いではありますが、この段階でたっぷりと時間とエネルギーをかけることが肝心です。

たとえば「医師には話しづらいけど、看護師さんになら話していいかな」という場合もあることでしょう。それが言葉として出てこなくても、雰囲気を察して対応するスタッフを変えることもあります。当クリニックでは、事務スタッフも医療コンシェルジュのような役割を担っています。「コンシェルジュ」というと構えてしまうかもしれませんが、要は「気安く話せるオバチャン」のような存在。そんな相手になら、本音を打ち明けやすいですから。

本質的な不調の原因を
見つけるため、時間をかけて深堀り

本質的な不調の原因を見つけるため、時間をかけて深堀り

一通りのニーズは話してくれるけれど、本音は別のところにあることも。たとえ患者さんが「ココが痛い」と訴えて検査してもそこには何の問題もないことがありますが、ご当人が「痛い」と言っている以上、何らかの原因があるはずで現代の医療水準で発見できないだけかもしれない。もしかしたら、家庭内の不和といった精神的な要因から不調を訴えている可能性もあります。不調の本質的な原因を探り出すために、当クリニックではたっぷりと時間をかけて深掘りいたします。

当クリニックで力を入れている在宅ターミナルケアに関しても、これは同じです。いえ、人生の終末期を迎えている患者さんが本当に求めていることの実現は、通常の診療におけるニーズに応えることよりも切実です。ですから私たちは終末期の患者さんに尋ねるのです。「残された時間に何をしたいですか」と。多くの患者さんは「家族に迷惑をかけたくない」と答えます。でも実は本当にやりたいこと、たとえば「思い出に残る時間を家族と過ごしたい」といった本音を、じっくりと膝を突き合わせて伺うと打ち明けてくださいます。

実際にあったお話

実際にあったケースをお伝えしましょう。「ハーレーに乗りたい」という方がいらっしゃいました。かつて大型バイクに乗っていて、「もう一度、風を感じたい」と願っていたのです。ただ、すでに足腰が弱って二輪車の運転は難しい状態でした。ハーレーのトライク(三輪バイク)を取り寄せようと試みましたが、3カ月かかることが判明。患者さんの余命は2週間ほどだったので、実現できぬままに亡くなってしまいました。スタッフ一同、力不足を痛感しました。もっと早い段階でお話を伺っていれば……。

余命1週間の患者さんの要望に応え、卓球大会を開いたこともありました。徹底的な治療に励み、人もお金もかかりましたが、ご当人には大変満足していただきました。終末期であろうとなかろうと、人生の主役は患者さん本人です。本当に求めていることを実現するためのお手伝いを、私たちができればこれに優る喜びはありません。

私たちの活動は医療の領域を越えたものに映るかもしれません。生活や人生の質を重視する観点から見れば、先進的な取り組みとさえ言えるかもしれません。ただ、私は思うのです。病院で死ぬことが増えた現代、死は私たちから遠ざかってしまっています。果たして、それでいいのだろうかと。

医療を通じたサービス業。
それが私たちの仕事

昭和の時代は、自宅で臨終を迎え通夜も葬儀も自宅でというケースが当たり前のようにありました。白黒の鯨幕が民家に張られているのを見て、親指を隠して通り過ぎた覚えのある方もいることでしょう。祖父母の死を子どもや孫たちが自宅で看取っていたあの時代、死は身近にあったのです。

言うまでもなく、生と死はつながっています。死を身近に感じることで、より強く生を意識できる。よりよく生きようと思えるのではないか。単に寿命が延びればいいのではなく、どんな時間を過ごすかに重きを置くことのほうが大切なのではないか。そんな観点からすれば、死が遠ざかってしまうことは決して望ましい状況ではありません。在宅ターミナルケアを通じてご家族が死を身近に感じ取ることで、よりよく生きる一助になればと願っています。医療を通じたサービス業。それが、私たちの仕事なのです。

院長ご挨拶

コンビニを訪れるような気軽さで

コンビニを訪れるような気軽さで

水野クリニックはコンビニです。誤解を招きかねない表現ですが、それくらい気軽な気持ちで訪れていただきたいのです。極論すれば、身体の不調を感じていなくてもご来院ください。旦那さんの愚痴をこぼしに来てくださってもいいのです。

私自身は、医師としては一流とは程遠いけれど、「地域の兄ちゃん」として一流を目指しています。「町のことに世話を焼く医者」というよりも、「町の兄ちゃんが医師免許を持って帰って来た」ような存在になりたい。スタッフも同じです。みんなで一流の「地域の兄ちゃん、姉ちゃん、オバチャン」を目指しています。ですからスタッフ全員で地域活動にも積極的に顔を出し、より広く深く地域に溶け込むようにしています。なぜなら、地域医療の根底は「町を好きになること」にあると信じているから。逆に言えば、「その町・地域を好きにならなければ地域医療はできない」ということになります。

紹介状は不要

自分たちの愛する町の人たちが困っている。それを解決するための知識や技術が自分たちにはある。だから紹介状などなくても来ていただきたいのです。「セカンドオピニオンを聞きたいけれど、それまで診てくれていた先生を裏切るみたいだし……」とためらっている患者さんが結構いらっしゃいます。遠慮はいりません。来ていただくことで、その先生の治療が正しいと判断できれば引き続き診てもらうようアドバイスできますし、そうでなければほかの治療法をご提案できます。当クリニックで手に余るようなら、ほかの医療機関をご紹介することも可能です。

ご来院できなければこちらから伺います。ですから、くどいようですが、少しでも不調があったらどうぞ気軽にお電話を。お待ちしています。

医療従事者の方へ

水野クリニックでは地域医療を積極的に担うと同時に、医療関係者の見学や研修・実習も随時受け付けています。地域医療の最前線での活動を実地で体験していただくことで、より多くの医療関係者が地域医療の専門家として成長される一助になればと願っています。

また、この活動を通じて地域の医療機関との連携をさらに深めることができれば、私たちの医療活動も進化し、地域の患者さんにとってもメリットが大きいと考えています。どうぞお気軽にご相談ください。

略歴・所属学会・資格等

院長

院長:医学博士 水野 宅郎

医学博士 水野 宅郎(みずの たくろう)

経歴

2008年3月 金沢医科大学医学部
2010年 金沢医科大学氷見市民病院にて
初期研修修了
2013年 金沢医科大学氷見市民病院
循環器内科助教
2014年 金沢医科大学大学院博士課程修了

現在に至る

専門医資格・指定医資格

勤務医ご紹介

医師

林 蘭仁(はやし らんじ)

林 蘭仁(はやし らんじ)

経歴

1998年4月 金沢医科大学医学部
2007年 金沢医科大学医学部卒業
2009年 金沢医科大学大学院入学
2013年3月 金沢医科大学大学院博士課程修了
2013年4月 金沢医科大学消化器内科学助教授採用
2016年 金沢医科大学消化器内科学学内講師

現在に至る

医師

三軒 龍昌(さんげん りゅうしょう)

経歴

2000年 高野山真言宗遺跡本山 檜尾山観心寺において得度、観心寺の弟子となる
2001年 高野山で修行、2002年に阿閣梨となる
2012年 金沢医科大学医学部卒業、金沢医科大学氷見市民病院で初期臨床研修開始
2014年 金沢医科大学氷見市民病院 総合診療科所属。内科一般、漢方診療、僻地巡回診察、高齢者診療などを中心に行う。
2021年 水野クリニック所属、主に訪問診療を担当

現在に至る

ひとこと

子供のころに死後のことに興味を持ち、縁あって観心寺の弟子となりました。あとで知りましたが、観心寺は生と死を司る北斗七星をおまつりしており不思議なご縁でした。大検(大学入学資格検定 今の高卒認定:高等学校卒業程度認定試験)の予備校で水野院長と出会い、その後大学時代、研修医以降も先輩後輩としてお世話になってきました。前職でも高齢者医療には多く携わっており、その経験を生かし水野クリニックの訪問診療のお手伝いをさせていただくことになりました。

趣味

音楽(ドラム、パーカッション)、自動車(1970年代の車、原付など)

勤務医ご紹介

テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト

医院情報

医院名 水野クリニック
診療科目 内科・循環器内科・胃腸内科・小児科・訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ
対応可能な症状・疾患など

肝疾患 / 肥満(大人) / 喘息(大人) / 慢性疲労症候群 / 痛風 / 甲状腺疾患 / 糖尿病 / 炎症性腸疾患 / 脂質異常症 / 便秘・排便障害 / 物忘れ・認知症 / 睡眠障害 / ニキビ / 更年期障害 / いびき / 睡眠時無呼吸症候群 / 耳鼻科アレルギー / めまい / アレルギー性鼻炎 / 心臓弁膜症 不整脈

禁煙治療 / 漢方 / 高血圧 / ストーマ(人工肛門 / 人工膀胱)

スタッフ 医師:常勤3名・非常勤3名
看護師:常勤5名・非常勤2名
理学療法士(リハビリ担当):4名
鍼灸師:3名
介護士:1名
事務:15名
所在地 〒586-0027
大阪府河内長野市
千代田台町6-1
TEL/FAX 0721-53-6420
駐車場 12台(駐輪場もあります)
患者さんへのお願い
  • 電話予約優先です。
  • 駐車場内では極力アイドリングストップをお願いいたします。

アクセス・診療時間

診療時間
9:00~12:00
14:30~19:30

:受付時間 8:50~12:00/14:20~19:20
休診日:木曜・土曜午後・日曜・祝日

午前

9時~12時
(最終受付: 12時)
水野院長 水野院長 水野院長 休診 水野院長 水野院長

午後

14時30分~17時00分
(受け付開始: 14時20分)
水野院長 林医師 水野院長 三浦医師
北田医師
休診
17時00分~19時30分
(最終受付: 19時20分)
水野院長 水野院長 水野院長 水野院長

来院方法

南海電鉄 南海高野線 千代田駅 西出口より
徒歩15分
南海バス 市民グランド前停留所 徒歩2分
近鉄長野線 河内長野駅 車で7分
近鉄長野線 汐ノ宮駅 車で9分
南海高野線 滝谷駅(大阪府)車で12分
南海高野線 三日市町駅 車で12分

院内紹介

受付

受付

受付では笑顔のスタッフがお迎えいたします。

待合室

待合室

アットホームな待合室。高機能換気扇や空気清浄機能付きパーテーションを導入し、空気の循環を図っています。

診療室

診療室

患者さんから、じっくりとお話を伺います。

点滴室

点滴室

ベッドの間隔を空け、密にならないよう配慮しています。

レントゲン室

レントゲン室

レントゲン検査も可能です。

心電図

心電図

日本循環器学会認定循環器専門医の院長が専門的な知見を生かして診療します。

PCR検査機装置

PCR検査機装置

新型コロナ用のPCR検査機は8台。1日100人の検査にも対応可能です。

ヘモグロビン

HbA1c値がすぐわかる
分析装置

HbA1cは血液検査でチェックする項目のひとつで、糖尿病の状況を評価します。すぐに結果がわかることで、治療を継続する意欲向上に役立っています。

骨密度検査装置​

骨密度検査装置

骨粗しょう症の状況を調べる骨密度検査装置も導入しています。

ポータブルの
レントゲン装置

ポータブルのレントゲン(胸部X線)装置も導入。訪問医療に活躍しています。

高機能換気扇

高機能換気扇

新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、高機能換気扇を導入しています。

パーテーション

HEPAフィルター付き
パーテーション

空気清浄機能付きのパーテーションも導入。徹底した新型コロナ対策を図っています。